年末年始は「最も攻撃されやすい時期」です|最低限のセキュリティ確認を 

年末年始は、サイバー攻撃が最も発生しやすい時期です。

  • 理由は明確です。
  • 担当者が不在になる
  • 連絡・判断が遅れる

「休暇中だから大丈夫」という油断が生まれる
この隙を狙って、ランサムウェア、不正ログイン、なりすましメールなどの攻撃が集中します。

休暇前に最低限、以下の3点を見直してください。

  • 管理者アカウントの確認・棚卸し
  • VPN・リモート接続の制限
  • 緊急連絡ルートの共有

これだけでも、「年明けに事業が止まる」リスクを大幅に軽減できます。

【詳細版】
■ 年末年始が狙われる本当の理由

サイバー攻撃者にとって、
年末年始は「最も成功率が高い期間」です。

  • セキュリティ担当者が休暇中
  • 異常を検知しても、判断できる人がいない
  • 初動対応が遅れ、被害が拡大する

この状態で侵入を許すと、被害が発覚した時には
すでに手遅れというケースが少なくありません。

■ 特に多い年末年始の攻撃パターン

以下のような攻撃が例年集中します。

  • 管理者アカウントの乗っ取り
  • VPN・リモートデスクトップへの不正ログイン
  • 「年末のご連絡」「請求書」などを装った標的型メール
  • 取引先を装ったなりすまし連絡

「休み明けに気づいたら全社システムが停止していた」
これは決して珍しい話ではありません。

■ 休暇前に最低限確認しておきたいこと(3点)

① 管理者・特権アカウントの棚卸し

  • 使われていないアカウントは無効化する
  • 多要素認証(MFA)の設定状況を再確認
  • パスワードポリシーの遵守状況をチェック

② 休暇中のリモートアクセス方針の明確化

  • VPNやRDPを「必要最小限」に制限
  • アクセス可能なIPアドレスを限定
  • 不要な接続ポートは閉鎖する

③ 緊急時の連絡・判断ルートの明確化

  • 「誰が・何を見て・どこまで判断するか」を文書化し共有
  • インシデント対応フローの再確認
  • 外部セキュリティベンダーの連絡先を整理

この3点を実施するだけでも、被害の拡大を大きく防ぐことができます。

■ 年末年始のセキュリティ対策は「保険」と同じ

サイバー攻撃を100%防ぐことはできません。
しかし、以下の点で対応力を高めることで、被害の規模は大きく変わります。

  • 早く気づけるか
  • 正しく判断できるか
  • 迅速に止められるか

「何も起きなかった」ではなく、
「起きても耐えられる体制がある」状態をつくることが、
サイバーセキュリティの本質です。

【年末のご挨拶】
本年も、情報セキュリティの維持・向上にご尽力いただき、
誠にありがとうございました。

本メールマガジンは、今号が本年最後の配信となります。
1年間ご愛読いただき、心より感謝申し上げます。

日々変化するサイバー脅威への対応は、
決して容易なものではありません。

しかし、皆様の継続的な取り組みにより、
組織の安全を守ることができております。
心より感謝申し上げます。

年末年始は、攻撃者にとって「最大のチャンス」となる時期です。
どうか、休暇前の最終確認を怠らず、
万全の体制でお休みに入られることをお勧めいたします。

そして何よりも、皆様ご自身が
しっかりと休息を取られることも大切です。
心身ともにリフレッシュし、
新年を迎えられますよう、お祈り申し上げます。

2026年も、安全で安心できるデジタル環境の実現に向けて、
共に歩んでまいりましょう。

良いお年をお迎えください。

※2025年12年25日時点の情報です。
最新情報は公式サイトで確認してください。
※今号はAIで執筆した文章を筆者が監修しています。

******************************
サイバーレジリエンス株式会社 
日本レジリエンス株式会社
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町17番1号
日本橋ロイヤルプラザ706
Tel 03-6823-8902
E-mail: info@japan-resilience.co.jp
https://japan-resilience.co.jp/cyber
******************************

投稿者プロフィール

サイバーレジリエンス
サイバーレジリエンス