サイバー世界での都知事選
2024年7月7日に投開票を迎える東京都知事選は
過去最高となる56人が立候補し、また、
名の通った候補者が現職知事に挑戦する図式も複数見られ、
東京都外でも注目を集めています。
さて、最近の海外の事例では、選挙に際して、
候補者や関係者・支援者の発言や行動を偽造する
ディープフェイクと呼ばれる動画や音声が出現し、
結果への影響が懸念されています。
幸いにして、今回の都知事選では、
少なくとも当メルマガ執筆時点においては、
このようなディープフェイクの類が
出現したという話は耳に入ってきていません。
ただ、現職都知事の演説動画や
有力候補者のインタビュー動画を加工することで
マイナスイメージを与えることを狙ったものは
出現しており、日本ファクトチェックセンターが
注意喚起をしています。
また、選挙結果は、投票日直前の出来事に
左右される傾向が有りますので、
終盤に入った今週後半は最も警戒を
強めなくてはならない時期になります。
選挙権をお持ちでない方も、
SNSなどで選挙情報を共有する際には、
事実確認をしっかりと行ってからにすることを
お勧めします。
フェイク動画・画像・音声などは、
ほんの少し注意深く見聞きした上で、
自らの違和感に忠実になれば、
かなりの確率で見破ることができます。
フェイクの片棒を担がないためにも、あと5日間は、
いつもより慎重になることをお勧めします。
※こちらは、執筆時点2024年7月3日での情報に基づいて書かれています。
従って、その後に明らかになった事などが、
内容の充足度合いや正確さに影響を及ぼしている可能性が有ります。
弊社の社名となっている「レジリエンス」は
「回復力」や「弾性」を意味する英単語です。
つまり、環境の変化や突発的な事象に対して
しなやかに粘り強く対応していく
立ち位置を意味しています。
目まぐるしく変化する時流の中で
それを見極めつつ流されない解決策を提案致します。
そして、弊社は、ITインフラとセキュリティの
プロフェッショナル集団として多数の実績を誇る
株式会社アイロバと密接なパートナー関係にあります。
同社はWAFのBlueSphereをはじめとした
国産独自開発のソリューションも多数保有し
同時に、インターネットから脆弱性の露出状況を把握できる
SecurityScorecardの国内代理店でもあります。
【監修】
サイバーレジリエンス株式会社 CTO 米沢 和希
■CISSP-ISSAP(情報システムセキュリティプロフェッショナル認定)
■CISA(公認情報システム監査人)
■PMP (プロジェクトマネジメントプロフェッショナル国際資格)